合同英語部を新たな部活の選択肢に 東京・墨田区の中学生対象[毎日新聞より]♪

 
 東京都墨田区は10日、教職員の負担減などを図る部活動の「地域移行」の一環で、区立中学の生徒を対象に新設する合同英語部の体験会を開き、入部希望者を募った。地域にキャンパスを置く米レイクランド大の協力で実現。これまで区立中に英語部はなく、「部活動の選択肢が広がる」と期待が集まる。【秋丸生帆】顧問の負担減や、部員数が減少した部活の継続を目的に、公立中学校の休日の部活動を民間クラブなどに委ねる地域移行について、国は2023~25年度を「改革推進期間」と位置づける。同区は6月から剣道とフットサルで、区立中の生徒なら誰でも参加できる合同部活の運営を開始。さらに、7月には英語での自己表現の向上や、異文化交流の促進を狙い英語部を新設する予定だ。10日の体験会は、同区横網のレイクランド大ジャパン・キャンパスで開かれ、区立中に通う生徒30人が参加。同大の講師や学生が「Ask me a question」などと話しかけ、生徒らは自己紹介やゲームを通じ英語でのコミュニケーションに取り組んだ。参加した中学1年の女子生徒は「大学生が気さくに話しかけてきてくれて、楽しく会話できた。平日は他の習いごとがあるが、休日だけの英語部なら参加できるかもしれない」と笑顔だった。区は三つの合同部活について、年度末までに40回程度の活動を目指すが、課題も残る。文部科学省は23年度当初予算案で、地域移行の関連予算118億円を要求したが、指導者確保など自治体の取り組みが追いつかず、28億円しか割り当てられなかった。

国の予算の裏付けがないため、区は先行する3部活の運営団体に支払う費用を合計で245万円に限った。

運営には、人件費だけでなく会場使用料や保険料も必要となり、区教育委員会の石坂泰指導室長は「初年度の試験的な取り組みということで、費用面では関係者の好意で成り立っている。定期的に活動して、毎回数十人の生徒が参加すると想定すると、費用はさらに膨らむ可能性がある。運営状況をしっかり見守りたい」と話している。

 

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