東大、地元の東北大も合格者減 地方で基礎学力の養成を阻むものとは[毎日新聞より]♪

【毎日新聞 2024/4/5 06:00(最終更新 4/5 09:23) 有料記事】
 「都会の中高一貫校では中学校までに4000語の慣用句や漢字を詰め込んでいるんです。高校からでも毎週、小テストを繰り返す必要があります」2月上旬の土曜日、青森県立弘前中央高校(弘前市)であった東北大文学部のAO入試(総合型選抜)対策の研修会。県内各地から集まった高校教員約30人に、講師役の山形県立東桜学館中高の延沢恵理子教諭(52)が説いたのは、受験における基礎学力の重要性だった。「問題文に出てくる言葉を知らなかったら出題のテーマを深く考えることさえできない。高校生の語彙(ごい)力不足は、皆さん実感している通りですよね」1400~1600字の論述を求める東北大AO入試は、読解力や要約力だけでなく、文系分野の幅広い知識があることが前提になっている。参加したある国語教員は、進学校であっても、新入生に「学習の基礎体力がついていない」と感じることが増えていただけに「やっぱり、語彙力の引き上げからやらないといけないんだ」と納得した。大学通信などの調査を分析すると、旧7帝国大学に合格した東京圏(東京、千葉、埼玉、神奈川)の高校出身者は2008年度から23年度入試(23年4月入学)までの15年間で1・68倍に急増していた。東京大以外の地方6大学で合格者数を増やしており、東京圏で人気が高まる中高一貫校が合格実績を伸ばしたことなどが影響した。

 一方、東北6県(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)は08年度からの15年間で、東大合格者数が94人から54人(43%減)、地元・東北大も1085人から830人(24%減)へと落ち込んだ。高校教員が東北の進学実績を低下させた要因と捉えるのは、少子化に加え、21年度に中学校で導入された学習指導要領が重視する「主体的、対話的で深い学び」(アクティブラーニング、AL)がある。人工知能などの活用が進む社会になれば、知識の詰め込みでなく、自ら問題を見つけ、解決する探究的な学力がより求められるようになるという国のメッセージだ。文部科学省はかつての「ゆとり教育」批判を受け、ALを重視した指導要領の解説でも「知識なしに思考や判断を深める…

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