私大で6割、受験の新潮流「総合型選抜」 合格メソッドとは [毎日新聞より]♪

2023/11/25 16:00(最終更新 11/25 16:00)有料記事】

 大学受験の新潮流である「総合型選抜・学校推薦型選抜」を選ぶ生徒が増加し、来春は私立大入学者の6割に上ると予想される。多種多様で「情報戦」の側面もある方式の受験にどう臨めばいいのか。合格メソッドを探った。【大沢瑞季】

大手予備校が対策講座

7月上旬、東京・新宿の河合塾オフィス。

小論文科講師の渡辺まゆみさんが、ノートパソコンの画面越しに、高校3年の男子生徒と向き合っていた。事前に提出された志望理由書に、次々と赤ペンを入れていく。

「何でこの活動に参加したの。何を学んで、合格したらどう生かしたいの。もっと詳しく書くといいよ」

「自分の興味関心を過小評価しないで。自信を持ってアピールして」

大手予備校の河合塾は、2023年度から首都圏と近畿圏で選抜方式の受験対策プログラムを新規開講した。1回45分のオンラインによる個別指導だ。

講師が質問を投げかけ、生徒の思いを引き出して言語化する。授業を終えた男子生徒は「自分では気づけませんでした。できるだけ、書き直してみようと思います」と笑顔をみせた。

GMARCHなども4割

18歳の人口が減少する中で安定的に学生を確保し、多様性がある生徒や大学の理念にマッチした人材を入学させたい。こうした大学側の狙いから、一発勝負の一般入試から選抜方式に比重がシフトしている。

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