中学受験、子どものストレスの実態は 大手塾講師が語る「ある変化」[朝日新聞デジタルより]♪

【朝日新聞デジタル 2023年7月23日 16時00分  有料記事】

 首都圏の大手塾の教室に勤める40代の男性講師は、中学受験を目指す子の保護者の一部に、ある「変化」を感じているという。

ある日、こんなことがあった。

「子どもに中学受験をさせたい」。小5になる子どもがいる母親から相談を受けた。

中学受験では多くの子が小4から本格的な学習を始める。男性は20年ほどの指導経験があるが、小5になるまで塾などで勉強してこなかった子の場合、十分な準備ができないまま本番を迎えることが多いのだという。

男性は、その子どもの学力を把握しようと算数を少し教えてみた。すると、基礎固めが必要な段階とわかった。まずは実力に見合った簡単な問題から解いてもらうことにした。

母親から「こんな易しいものでは意味がない」と言われたため、正直に伝えることにした。「無理をするよりも、今から高校受験に切り替えませんか」

母親は譲らなかった。

結局、子どもは入塾することになったが、男性は「結果はどうなるかわからない」と伝えた。

子どもの将来に向けて何がベストかよりも、中学受験をさせることそのものにこだわっているのでは。男性の目にはそう映った。

このように受験勉強を遅れて開始するケースは2~3年前から目立ち始め、年々増えているという。

なぜなのか。一つ、思い当たることがある。

郊外にも波及する中学受験熱

男性の勤務する教室は郊外にあり、受験せず公立中に進む子が比較的多い。それでも、都心部に端を発する中学受験熱の高まりがこの地域にも伝わり、徐々に受験する家庭が増えているという。

それに伴い、地元の公立小では、多くの子が塾に通う状況になった。

塾のトイレでは……

 「受験についての情報に接す…

【首都圏での中学受験は、新たな局面に入っている。経験豊富なこの講師はそう感じています。記事の後半では、講師が感じる中学受験のメリットのほか、「負」の側面についても語ってもらいます。】

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【朝日新聞デジタル 2023年7月23日 16時00分  有料記事】

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