子どもに自然伝える「通訳」なりませんか インタープリター養成講座[朝日新聞デジタルより]♪
森林などの自然を案内し、子どもたちに地域の動植物や文化を伝える「インタープリター」の養成講座を、和歌山県田辺市が開催する。修了後は環境学習ツアーの講師などを務めてもらう。講座は10~12月の計3回を予定している。申し込み締め切りは8月10日。
市では子どもたちに自然の大切さを学んでもらおうと、森林環境学習ツアーのプログラムを作成していて、昨年度は市内の4小学校が参加した。今年度は8校が参加する予定。2026年度には市内全25小学校で実施し、28年度には市内中学校にも対象を広げるという。また、県外の小学校も受け入れていく方針という。
講座は市から委託された田辺市熊野ツーリズムビューローが実施する。ビューローでは独自に昨年と一昨年に養成講座を開いていて計6人が受講。環境学習ツアーの講師などを務めている。
インタープリターは「通訳者」や「解説者」と訳されるが、「自然の発するメッセージを人間に分かりやすく伝える人」という意味で広がっている。自然に詳しいだけではなく、地域の文化や歴史、それらの背景などにも精通していて、参加者を楽しませながらツアープログラムを演出する力も求められる。
受講者には、子どもたちに地域の自然の素晴らしさを伝えたい▽人と自然をつなぐ仕事をしたい▽アウトドアが好き▽環境問題に関心がある▽低山を歩ける程度の体力がある――などが求められるが、すべてを満たしていることが応募条件ではないという。
講座の定員は8人程度で、応募多数の場合は書類選考で決める。日程は10月3、4日、11月21~23日、12月19~21日の全3回で、座学や模擬ツアー体験、自身で考えたツアーの実演もある。講師は登山アプリを手がける「YAMAP(ヤマップ)」(本社・福岡市)の専属ガイドの前田央輝さんが務める。受講は無料。市熊野ツーリズムビューローのウェブサイトから申込用紙をダウンロードし、郵送またはメール、ファクスで送る。申し込み、問い合わせは市熊野ツーリズムビューロー(0739・26・9025)。(勝部真一)
【朝日新聞デジタル 2023年7月8日 10時30分】
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