仮想空間で小中学生が授業を受講、市長もアバターでダンス披露[朝日新聞デジタルより]♪

【朝日新聞デジタル 2023年6月2日 10時45分】

 インターネットの仮想空間「メタバース」で、アバター(デジタル上の分身)になって授業を受ける。そんな小中学生の学習を支援する取り組み「KAIメタバース・スクール」が山梨県甲斐市で始まった。引っ込み思案で、対面での会話が苦手な子どもでも気軽に質問やコミュニケーションできる利点があるという。

「メタバース・スクール」は、市が今年度から始めた県内初の実証事業。学習塾「甲斐ゼミナール」(甲府市)と提携し、5月30日に開講式を開いた。受講生のほか、保坂武市長もアバター姿で参加した。

授業はパソコンでオンラインの仮想空間に入って受講する。講師への質問や、受講生の間でコミュニケーションすることもできるという。

市はメタバース授業の実績がある甲斐ゼミナールと3月に連携協定を結んだ。小学校5、6年生と中学生を対象に参加者を募集し、5月30日までに53人の申し込みがあった。受講料は学年を問わず月額2千円に抑えた。

メタバースでの開講式で、保坂市長はアバター姿で現れ、「私はダンスが好きです」と踊りを披露。「楽しくね。みなさんとお友達になりましょう」と呼びかけた。授業を担当する甲斐ゼミナールの長田正樹校長は「アバターなので積極的に発言すると、先生も調子に乗りますよ」と語った。

保坂市長は終了後、「引きこもりや不登校の問題もあり、試験的に導入した。アバターの子どもたちも気軽に市長にあいさつしてくれた」と話した。

授業は6月3日から週2コマあり、来年2月まで。小学生は算数と国語、中学生は数学と英語の2科目をそれぞれ受講する。アンケートを取りながら、さらに改善していくという。(米沢信義)

【朝日新聞デジタル 2023年6月2日 10時45分

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